院長・歯学博士 村上裕矢

村上歯科医院 院長 村上 裕矢(むらかみゆうや)

院長紹介

村上歯科医院の院長の村上裕矢と申します。

私の曽祖父(故人)、祖父(故人)、父、叔父二人、いとこが歯科医です。歯科関係者に囲まれて育ち、父は米国の歯科大学院留学後、私が中学3年生の頃に東海地方で初のノーベルファルマ社(現ノーベルベルバイオケア社)のブローネマルクインプラントによるインプラント治療を行うことができるインプラントセンターを開院しました。とはいえ、中高生の時分には確たるイメージが湧かず、医師や歯科医師になるつもりは実はありませんでした。進路も好きにして良いと言われていたこともあり、高校3年生まで工学部を志望していました。ところが、センター試験後、出願直前になってから、父がやはり歯科医になって家を手伝ってくれないか、と言い出しました。あまりにも突然のことで、熟慮する時間もなく、困っていたところ、父の大学院の同級生で、私が尊敬する米国補綴専門医の故Clifford Kopp医師がたまたま来日しており、私の説得のためだけに、偶然を装いつつ東京から名古屋まで急遽来訪してくれました。そのKopp 先生からの夜を徹した熱い勧めにより、進路を工学部から歯学部へ変更し、歯科医師を目指すこととなりました。

その後、東京医科歯科大学歯学部を平成 12 年に卒業し、東京医科歯科大学大学院歯周病学分野で歯周病学の世界的権威であられる石川烈教授の下、分子生物学、生命科学、再生治療の研究と臨床に従事させて頂きました。学会で賞を頂いたり、交換留学させて頂いたり、大変充実した大学病院生活でしたが、実家に戻って家を手伝いつつ一緒に臨床をやらないか、と父に促されたことで、愛知県に戻って参りました。

2004年、さなげ歯科院長就任直後は「ここは院長が数年おきに替わる」とのことで、患者の皆様方から当初はお叱りを受け、私が創設者のひ孫にあたる、これからは責任をもって担当させて頂きます、と申し上げてもどなたにもなかなか信じて頂けませんでした。父が名古屋市内で診療していたものの、インプラントセンター開設後はさなげ歯科クリニックでは診療しておらず、皆様にはご迷惑をおかけしました。その後年月が経過する中で、こんな私でもなんとか皆様と信頼関係を築かせて頂くことができたのではないか、と感謝しております。

歯科の臨床は人と深く関わる仕事であり、難しさもあるものの、達成感も大きな仕事で、やりがいを持って日々の臨床にあたらせて頂いています。

曾祖父が開院したこのクリニックを受け継ぐことになってから 20年、都市計画で移転後14年が経過し、その間、長きにわたり地域の皆様のご信頼を頂くことができ、大変感謝しております。(令和6年現在)今後も地域の皆様に良質な治療がご提供できるよう、日々努力して行きたいと思っています。お困りのことがあればご相談ください。

【略歴】

  • 1975年 大阪府 生まれ
  • 1985年 George Washington Elementary School 卒業(アメリカ、NY州)
  • 1988年 名古屋市立 田代小学校卒業
  • 1991年 東海中学卒業
  • 1994年 東海高校卒業
  • 2000年 東京医科歯科大学歯学部卒業(歯科医師免許取得)
  • 2004年 東京医科歯科大学大学院卒業(歯学博士号取得、歯周病学分野)
  • 2004年9月〜 さなげ歯科クリニック院長
  • 2010年11月〜 村上歯科医院院長
  • 2014年4月〜 青木幼稚園 園医

【資格】

  • 歯科医師免許(2000年)
  • 歯学博士(2004年)
  • 実用英語技能検定1級
  • TOEIC 955点

【受賞歴】

  • 2001年 第4回アジア太平洋歯周病学会 最優秀ポスタープレゼンテーション
    (The 4th Asian Pacific Society of Periodontology Meeting 1st Prize Winner of the Poster Presentation Award)

【論文】

  • Yuya Murakami, T Kojima, H Kobayashi, T Nagasawa, I Ishikawa Novel Isolation of Alkaline Phosphatase-Positive Subpopulation from Periodontal Ligament fibroblasts : Journal of Periodontology June 2003, Vol.74, No.6, 780-786 ,
  • Toshiyuki Nagasawa; Hiroaki Kobayashi; Makoto Kiji; M Aramaki; R Mahanonda; T Kojima; Y Murakami; M Saito; Y Morotome; Isao Ishikawa LPS-stimulated human gingival fibroblasts inhibit the differentiation of monocytes into osteoclasts through the production of osteoprotegerin Clinical and experimental immunology 2002;130(2):338-44.
  • 村上 斎, 村上 裕矢 インプラントの歯式: Quintessence DENT Implantol 2009;16:126-129.
  • 村上 斎, 村上 裕矢 インプラント歯式の応用: Quintessence DENT Implantol 2010;17:68-74
  • Murakami I, Murakami Y, Kopp CD, Palacci P, Kasugai S. Panoramic Implant Notation System – A method to denote implant positions and prosthodontic modalities. : J Prosthodont Res 2012;56:65-69.
  • 村上 斎, 村上 裕矢 インプラント治療におけるPIN Systemの活用: Quintessence DENT Implantol 2012;19:72-77
  • 村上裕矢、佐藤大輔 インプラントのトラブルについて整理する:月刊保団連2019年11月号

【翻訳】

  • 村上裕矢、石川烈 咀嚼粘膜と歯周組織の表現型:総説 Masticatory mucosa and periodontal phenotype: a review : Int J Periontics Restorative Dent 2002 Apr;22(2):172-83.

【所属学会】

  • 日本歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会

【セミナー、研修会参加歴】

  • ブローネマルクインプラントサーティフィケートコース
    ノーベルバイオケア トレインザトレーナープログラム
    Drパトリックパラッチ インプラント研修セミナー
    白水ボーングラフトマスターセミナー
    Maxis Implant Institute インプラントセミナー
    RET歯内療法セミナー
  • その他多数

【過去の勤務先、研修施設】

  • 東京医科歯科大学付属病院歯周病外来
    渡辺歯科医院(院長渡辺隆先生、東京医科歯科大学歯周病学分野客員臨床教授)
    木村歯科医院(院長木村喜保先生、東京医科歯科大学歯周病学分野臨床教授)
    ソフィアインプラントセンター(所長村上斎、名古屋大学口腔外科非常勤講師)
    磐田市立総合病院(部長藤本雄大先生、口腔外科、麻酔研修)
    など