当院の特徴
- 説明や処置時間を重視した予約枠を用意(自費診療、完全予約制)
歯科治療は基本的には外科処置がメインです。そのため治療を行う際には乱雑にならず、正確な処置を行う必要があります。そのためには、麻酔の仕方、歯の削り方、縫い方などあらゆる点に術者の高い集中力が必要となります。また治療した箇所が長持ちするためには、歯牙や補綴物の細部に至る形、色、咬みあわせ、削り方、用いる器具、材料、補綴物の適合、封鎖性などに配慮が必要ですし、患者さんの安全のためには消毒滅菌体制の維持が必要となります。
そして、歯の本数は28本もあり、治療内容も多岐にわたることから、内容、治療計画が複雑になりやすいため、その説明には時間がかかります。
以上の事から、当院ではより質の高い治療をして欲しいというニーズにお答えできるよう、診療内容に応じて、30分/1時間/1時間半/2時間の自費予約枠を設けています。(他の治療との掛け持ち無しのため、後から予定が入った、などの自己都合でのキャンセルはご容赦ください。所要時間は診察の上、当院で判断致します。)
なお、保険診療の範囲内でも定められた範囲での適切な処置は行いますが、説明や処置の時間には制約があります。保険の範囲内で納得行くまで長時間に渡る詳しい説明をご希望されることはご遠慮ください。保険診療の場合、歯科医師からの直接の説明は1箇所に付き最大5分程度を目安とさせていただいております。(処置の時間の確保のため)
- 院長自らが全ての処置を行います(除石以外)
院長が全ての処置を人に任せずに行います。歯科衛生士が被せ物や入れ歯を削っている医院がありますが、当院の場合、補綴物の調整は全て院長自身で行っています。
- 数ある治療法の中から有効性の高い治療法を提案
様々な治療方法があり、どの治療法を選ぶかは専門的知識をもってしても難しいのですが、患者様の状況に応じてメリット・デメリットを考慮し、その時点で最も良いと思われる方法を採用しています。最新、ともてはやされてもすぐに消えてなくなってしまう治療法もあります。また○○法、と名前が付いていてもエビデンスがなく、眉唾物であることもあります。新旧を問わず、エビデンスがある、有効性が高いものを慎重に選択し、患者さんに提案しています。
良い治療とは手抜きをせず、処置の時間を確保し、必要十分な治療を行う事であると考えています。材料や方法はその次に大事な事です。昔からある方法には長年の実績がありますし、新しい材料には改良点があり、従来よりも優れている事があります。単純に新しいから良い、古いから悪いというわけではありません。熟慮の上、最善と思われる方法を皆様に提案しています。(インターネットで見たので、〇〇法をやってくれ、と治療方法を指定する方の治療は苦手です。)
- CTを用いて精密、安全な診療
CTを導入し、インプラント治療や神経の治療、歯周病の治療に利用しています。従来のレントゲンよりも歯や顎の骨、神経の状態をより詳しく調べることができます。CTの導入によって、CT撮影の為に近隣の基幹病院を受診して頂く必要がなくなり、利便性が高まりました。
- 痛くない麻酔法
麻酔が必要な場合、できるだけ痛くないように、特殊なゼリーで歯ぐきをしびれた状態にします。その後、電動注射器を使って極細の針を使い電子制御でゆっくりと麻酔液を注入しています。また、麻酔液をカートリッジウォーマーという器械で人肌に温めてから用いる事でも痛みを軽減しています、
- やり直しのない、良質な治療を
くわしくはコラムを読んで頂きたいですが、歯科では保険診療でできることに大きな制約があり、患者さんは治療の選択肢が限定される、技工士は低賃金長時間労働で離職率が高く、若手の作り手がいません。この制度では万人が最良の治療をうけることはできず、サステイナブルな現状ではありません。諸外国でも歯科は公的医療制度の対象外である(アメリカ)、何ヶ月も受診することができない(イギリス)、など制約があります。これらの制約はつまるところ、コスト的理由によるものです。
戦後はとうに過ぎている現代日本において、ただ症状や痛みを取るだけではなく、歯を適切に治療し、何回も同じ箇所を治療する、治療しているのに悪くなっていく、口腔内が崩壊してしまう、入れ歯が合わずに満足に食事ができない、といった、お口や全身の健康寿命が短くなることを極力無くしたいと思っています。
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